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ジョブデパ
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夏のアルバイト・・という言葉で思い出すのは、高原のリゾートホテルで住み込みで働いたことです。
業務内容はケータリング課で、主としてバイキング会場で料理の差し替えをしたり、お客様を席までご案内したり、時には宴会場のセットをすることも。
当時私はハタチそこそこだったのですが、周りの人達も下は18歳、上は30歳くらいまでの若い職場で、和気あいあいと楽しく働いていた記憶があります。
楽しみのひとつ、それは温泉でした。
住み込み希望者には月数千円で寮の部屋を貸してもらえて、そこに付いている大風呂が天然温泉。あれはうれしかったな〜。
他には、ホテルの設備や周辺の観光地などを格安で利用できるパスを発行してもらえてラッキーでした。
なにしろ車で1時間半ほど山を下りないと、コンビニも遊び場も無い場所ですから、働いて貯金するにはもってこいのアルバイトだと思います。
そして、楽しかったことと同時に思い出すのは、失敗談ですが・・
その日、私は「朝通し」というシフトで、朝6時から午後2時近くまで働くことになっていました。
しかし、起きたのは勤務時間の15分前。
嵐のように急いで仕度をし、竜巻のごとく走りました。寮はホテルの上にあるので、行きは下り坂で加速度アップです。
あと10分もない。そこで、ふと魔が差しました。
歩道ではなくて、寮とホテルの間にあるスキー場を通れば、だいぶショートカットできます。
私は迷わずその思い付きを採用し、一路、シーズンオフの緑が茂るスキー場を駆け下りました。これは早い。これなら間に合いそう。
と思ったその時、止まらぬ足は朝露に濡れたぬかるみ地帯に突入し、次の瞬間には思い切り前のめりに転んでいました。
一瞬で制服が泥だらけ。
その事態に子供のように泣くわけにもいかず、私はただ冷静にホテルを目指し、チーフにきれいな制服を貸して頂きました。
急がば回れ。この時ほど、この言葉をかみしめたことはありませんでした。あのアルバイトから数年経った今でも、自分にとって大事な教訓のひとつです。
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